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だが多くのゴルファーは「計画」の段階をたいへんなおざりにしている。
私たちは結果としてのナイスショットを希望しあこがれはするが、そこへ至る計画の緻密さに欠けているのかもしれない。
サンデーゴルファーではあっても、その腕前なりに計画を立て、正しい構えをつくっていく知識と能力はもっているはずである。
われわれはただ、スイングのみに注意を奪われ、計画する作業を習慣化していないだけなのである。
プロはスイングの開始に先立って、さまざまな条件を分析し、実行すべきスイングのイメージをまとめあげていく。
距離、地形、ライの状態、ハザードの位置、その日の自分の調子や球筋のくせなどを分析し、実行すべきスイングのイメージあるいはフィーリングをつくりあげていくのである。その過程では、どのようにスタンスをとり、どのように構えるかも決められていく。
スイングの開始時点では頭の中は空っぽ、あるいは真っ白になっているらしい(このあたりの様子はゲーリー・ワイレンの著書『ゴルフーマインド』のパートnに述べられている)。
プロゴルファーの思考過程は、分析的思考からイメージの世界へと移っていくのである。この分析的思考を働かせる段階が、Nクラスの言う「計画」の過程なのである。
そこでちょっと考えてみてほしい。
われわれは時々逆のことをやっているのでは、という疑問がわいてこないだろうか。
「良いショットを打ちたい」というイメージの世界へまず入っていく。
期待に胸ふくらませてアドレスに入る。
そのときになって初めて、「このクラブで良いか、風は、地形は……?・」といった分析的思考が始まるのである。
ひどいときには、スイングを始めてしまってからダウンスイングについてのPン.Hーガンの言葉を思い出したりする。
Bルンバルド.Rンガーは、「ボールの後ろに立ち、目標とボールの打ち出す方向を確認し、アドレスではその方向へ自分の構えが向いているかどうかをチェックする」と述べている。
このように、ボールの後ろから目標を眺める4〜5秒がショットの計画を立てる大切な時間なのである。
そのときに飛球線のイメージができ上がっていれば、アドレスしてから、スタンスをどうとるか、肩の向きをどうするかに迷うことは少なくなるだろう。
正しく、明確なイメージができれば、体の運動は自然にそのイメージに従いやすくなる。第2打地点に行くとき自分のボールの真後ろから近づいていく時間をつくることも、プレーの遅延を防ぎながら、計画立案のために役立つに違いない。
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